24時間戦えますか？♪というCMがありました。24時間眠らない現代社会で生活する私たちは、意識していないと眠りのリズムがすぐに乱れてしまいます。

定時にべッドに入り、決まった時刻に起きるという眠りのリズムがバラバラだと、寝つきが悪くなったり眠りが浅くなったりと、眠りのトラブルが生じやすくなります。これは自律神経が安定しなことが原因です。

人間は電気を発明して以来、活動時間を自由に作り出すことができるようになりました。また、時計やカレンダーで時間を管理するようになってから、人が本来持っている感じる力や観察する力が低下してしまったようです。
日の出によって一日が始まり、太陽の位置で時刻を測り、日没とともに一日を終え、月の形

でどんな時期かを知る。自然のリズムを忘れたことで、そんな当たり前だったことが、いつの間にかできなくなってしまったのです。


潮の満ち引きという水の動きに大きな影響を与える月の満ち欠けは、体の3分の2を水分が占める人間にも、さまざまな影響をもたらしています。月は欠けていくときに、解毒・洗浄・発汗・発散・乾燥・固定などの作用があるため、その時期は手術の成功率が高く、ダイエットも成功しやすいといいます。そして新月に近づくほど、その力は強くなつていきます。満ちていく月は、補給してため込む時期なので、体重が増えたり、むくみやすくなります。休養を必要とするので、睡眠時問は長くなります。

髪や爪の伸び方も、満月に向かうときは早く、新月に向かうときは遅くなります。女性の月経周期は、本来月のリズムとリンクしているのですが、不規則な生活をしている現代女性には月経不順の人が多くみられます。これを改善するには、月のリズムを意識することが役立ちます。満月と新月を手帳に記し、毎日月を見ながら自分の体調の変化をチェックしましょう。リズムが同調してくると、満月と月経が重なつてきます。月経周期は睡眠と深い関係があります。女性には子孫を残すという重要な役目があるので、排卵期には睡眠時間が短くなります。

活動時間を増やすことで、受精相手である男性とのめぐり合うチャンスを増やすためです。この時期は胸が張って骨盤が引きしまり、身体的にも魅力的になり、女性が一番イキイキしています。受精をしたら眠っていたほうが安全なので、月経期に向かって睡眠時間は長くなります。妊娠をしていなくても、毎月このメカニズムは働きます。自然のリズムを味方につけると、必要とする作用がきちんと働いて体が整ってきます。からだが整うことで、眠りが整って行くのです。まずは、月のリズムを意識して生活してみましょう。さまざまなリズムの調和をはかることが、心地よい眠りをもたらします。

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